「股の付け根が痛い…」それ、ただの股関節痛じゃないかも?スポーツ選手を悩ませる「グローインペイン」とは?

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「最近、股の付け根が痛い…」

「サッカーのキックでズキッとする」

「走ると痛いけど、休むと少し良くなる」

そんな経験はありませんか?

もしかすると、それは鼠径部痛症候群(グローインペイン)かもしれません。

そしてグローインペインのちょっと厄介なところは……

「痛い場所」と「本当の原因」が違うことがある!

ということです。

「股が痛いから、股関節が悪いんでしょ?」

実は、そうとは限りません。

鼠径部には、内転筋・腸腰筋・腹筋・恥骨・股関節など、たくさんの組織が集まっています。

そのため、同じ「股の付け根が痛い」という症状でも、原因は人によって違います。

そもそも「グローインペイン」って何?

グローインペイン(Groin Pain)は、簡単にいうと鼠径部周辺に生じる痛みの総称です。

特定の1つの病気を指しているわけではありません。

国際的な専門家のコンセンサスでは、スポーツに関連する鼠径部痛を、

  • 内転筋関連
  • 腸腰筋関連
  • 鼠径部関連
  • 恥骨関連
  • 股関節関連

などに分類して考える方法が推奨されています。

つまり……

「グローインペイン」という大きな箱の中に、いろいろな原因が入っている!

というイメージです。

だからこそ、治療するためには「どこが痛い?」だけではなく、「なぜ痛くなった?」まで考える必要があります。

なぜスポーツ選手に多いの?

グローインペインは、特に

⚽ サッカー
⚽ フットサル
🏉 ラグビー
🏃 陸上
⚾ 野球

など、走る・蹴る・止まる・方向転換する動作が多いスポーツで問題になりやすい症状です。

例えばサッカー。

「走る!」

↓

「急に止まる!」

↓

「方向転換!」

↓

「全力でキック!」

……これを何度も繰り返します。

股関節周辺からすると、

「ちょっと休ませてくれませんか……?」

と言いたくなるような負荷です😂

特に、練習量が急に増えたり、試合が続いたりすると、身体の回復が追いつかなくなり、鼠径部周辺に負担が蓄積することがあります。

原因① 内転筋関連

「脚を閉じる筋肉」と聞けばイメージしやすいのが内転筋です。

内転筋は太ももの内側にあり、脚を閉じるだけではなく、走る・蹴る・方向転換する際の股関節の安定にも関係しています。

こんなときに痛みませんか?

・ボールを蹴る
・脚を閉じる
・ダッシュする
・切り返す
・太ももの内側を押す

特に、内転筋を押したときの痛みや、抵抗をかけて脚を閉じたときの痛みは重要なチェックポイントです。

原因② 腸腰筋関連

「脚を上げる筋肉」として有名な腸腰筋。

実はこの筋肉も、鼠径部痛と関係することがあります。

走るとき、階段を上るとき、膝を高く上げるときなど、腸腰筋は大活躍。

「膝を上げると股の付け根が痛い」

そんな場合は、腸腰筋が関係している可能性があります。

原因③ 鼠径部関連

「鼠径部そのもの」が問題となるタイプです。

例えば、

・腹筋運動で痛い
・咳やくしゃみで痛い
・走ると痛い
・切り返すと痛い

などの症状がみられることがあります。

ただし、ここで注意したいのが……

「鼠径部が痛い=グローインペイン」と決めつけないこと!

鼠径ヘルニアなど、別の疾患が隠れている可能性もあります。

「スポーツのせいかな」と自己判断せず、必要に応じて医療機関で確認することが大切です。

原因④ 恥骨関連

骨盤の前側にある「恥骨」。

この周辺に負担が集中すると、恥骨付近に痛みが出ることがあります。

特に走る・蹴る・方向転換などを繰り返すスポーツでは注意が必要です。

「股の付け根」というより、

「骨盤の前のほうがズーンと痛い」

という感覚になることもあります。

原因⑤ 股関節そのもの

そして忘れてはいけないのが、股関節そのものが原因になっているケース。

例えば、

・股関節インピンジメント
・関節唇の障害
・軟骨の障害
・変形性股関節症

などです。

つまり……

「股が痛いから内転筋をほぐせばOK!」

とは限らないんです。

ここがグローインペインの難しいところです。

「スポーツヘルニア」って聞いたことありませんか?

グローインペインを調べると、

「スポーツヘルニア」

という言葉が出てくることがあります。

でも、

スポーツヘルニア=グローインペイン

ではありません。

鼠径部痛にはさまざまな原因があり、現在は「どの部位・組織が関係しているのか」を評価して分類する考え方が重要になっています。

名前だけで判断するのではなく、症状と身体の状態をしっかり確認することが大切です。

「どこが痛い?」だけでは終わりません

当院では、グローインペインが疑われる場合、

① 問診

「いつから?」
「何をすると痛い?」
「どんなスポーツをしている?」
「練習量は増えた?」

などを確認します。

② 触診

内転筋、腸腰筋、恥骨周辺、股関節周辺などを確認します。

③ 徒手検査

筋力や抵抗運動、ストレッチなどを行い、どの動作で症状が再現されるのかを確認します。

④ 動作評価

歩行や片脚立ち、スクワット、スポーツ動作などから、身体の使い方を確認します。

⑤ 超音波検査

必要に応じて、**超音波画像診断装置(エコー)**を使用します。

筋肉や腱などをリアルタイムで観察できるため、筋損傷などの評価に役立ちます。

ただし、

「エコーで全部わかる!」

というわけではありません。

画像だけではなく、問診・触診・徒手検査・動作評価などを組み合わせて総合的に判断します。

治療は「痛みを取るだけ」がゴールではありません

グローインペインでは、

「痛いところに治療をする」

だけで終わらせないことが重要です。

なぜなら、痛みが一度なくなっても、

「また同じ負荷がかかれば、また痛くなる」

可能性があるからです。

そのため当院では、症状に応じて

・鍼灸治療
・手技療法
・物理療法
・超音波治療
・テーピング
・ストレッチ
・筋力トレーニング
・動作改善

などを組み合わせながら、状態に合わせた治療を行います。

そして大切なのが「復帰のタイミング」

「痛くなくなった!」

↓

「よし、今日から全力で練習だ!」

……これはちょっと待ってください😂

痛みがなくなったことと、身体が完全にスポーツへ復帰できる状態になったことは、必ずしも同じではありません。

内転筋の筋力や股関節の動き、体幹の安定性などを確認しながら、

軽い運動 → ランニング → ダッシュ → 切り返し → スポーツ動作

というように、段階的に負荷を戻していくことが重要です。

「何度も同じ場所が痛くなる…」には理由があるかも

グローインペインでよくあるのが、

「休んだら治った」

↓

「練習再開」

↓

「また痛くなった」

というパターン。

これは、痛みだけが一時的に落ち着いて、身体にかかっている負担の原因が残っている可能性があります。

例えば、

・股関節の動き
・内転筋の筋力
・体幹の安定性
・骨盤の動き
・左右差
・練習量
・身体の使い方

などです。

だからこそ、

「痛みを取る」+「再び痛くなりにくい身体をつくる」

この両方が大切です。

こんな症状はありませんか?

☑ サッカーをすると股の付け根が痛い
☑ キックするとズキッとする
☑ ダッシュすると痛む
☑ 切り返しで痛い
☑ 太ももの内側が痛い
☑ 膝を上げると股の付け根が痛い
☑ 股関節を開くと痛い
☑ 練習を休むと良くなるけど、再開するとまた痛い
☑ 何度も同じ場所を痛めている

ひとつでも当てはまる場合は、鼠径部周辺に負担がかかっている可能性があります。

「股の付け根が痛い」だけで終わらせない

グローインペインは、

内転筋なのか?
腸腰筋なのか?
鼠径部なのか?
恥骨なのか?
それとも股関節なのか?

原因を一つひとつ確認していくことが大切です。

当院では、問診・触診・徒手検査・動作評価・必要に応じた超音波検査などを組み合わせ、

「どこが痛いのか」だけではなく、
「なぜそこに負担がかかっているのか」

まで考えた治療を行っています。

豊川市・豊橋市・新城市でスポーツ中の鼠径部痛や、繰り返す股の付け根の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

「そのうち治るかな…」と我慢し続ける前に、一度身体をチェックしてみませんか?

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