皆さんは車のエンジンから変な音がした時、
「完全に壊れてから修理しよう!」
と思いますか?
おそらく多くの方が、
「壊れる前に点検しよう」
と考えるはずです。
ところが不思議なことに、自分の体になると
「まだ動けるから大丈夫」
「そのうち治るでしょ」
と後回しにしてしまう方は少なくありません。
しかし、体は車よりもずっと大切で、交換ができない唯一無二のものです。
東洋医学には「治未病(ちみびょう)」という考え方があります
東洋医学には古くから
「治未病(ちみびょう)」
という考え方があります。
これは、
「病気になってから治すのではなく、病気になる前に防ぐ」
という意味です。
現代人は、
- 肩こり
- 腰痛
- 疲労感
- 睡眠不足
- ストレス
- 眼精疲労
などを「よくあること」と考えがちです。
しかし東洋医学では、こうした状態を体からのサインと考えます。
まだ病気ではないけれど健康とも言えない状態。
これが「未病」です。
人間の体は突然壊れない
脳梗塞も心筋梗塞も糖尿病も、ある日突然起こるわけではありません。
その前には、
- 運動不足
- 血流低下
- 睡眠不足
- ストレス
- 食生活の乱れ
などが何年も積み重なっています。
例えるなら、
突然ダムが決壊するのではなく、少しずつヒビが広がっている状態です。
問題は、そのヒビが見えにくいことです。
実際、病気になるとどれくらいお金がかかるのでしょうか?
ここで少し現実的な話をしてみましょう。
例えば高血圧。
「血圧の薬を飲むだけでしょ?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、
- 診察
- 血液検査
- 薬代
を毎月続ければ、自己負担だけでも年間数万円になります。
10年続けば数十万円です。
さらに糖尿病になると、
- 定期検査
- 投薬
- 食事指導
などが加わり、治療が長期化することも珍しくありません。
そして本当に怖いのは合併症です。
脳梗塞になったら?
脳梗塞で入院すると、治療内容にもよりますが医療費は数十万~100万円以上になることがあります。
高額療養費制度があるため自己負担は抑えられますが、
その後も
- リハビリ
- 通院
- 薬
が続くことがあります。
場合によっては仕事を休んだり、介護が必要になったりすることもあります。
心筋梗塞になったら?
心臓の血管が詰まる心筋梗塞。
カテーテル治療や入院が必要になると、総医療費は100万円を超えることも珍しくありません。
もちろん保険適用がありますが、
失うのはお金だけではありません。
「以前のように動けない」
という生活の変化が起きることもあります。
予防にかかるお金はどれくらい?
一方で、
- 健康診断
- ウォーキング
- ストレッチ
- 適度な運動
- 鍼灸や身体のメンテナンス
に使うお金は年間数万円程度の方がほとんどです。
例えば月に3,000円。
年間36,000円です。
10年続けても36万円。
20年続けても72万円です。
もちろん予防をしていても病気になることはあります。
しかし、
病気になってから治療するよりも、
病気になりにくい体づくりを続ける方が結果的に負担を減らせる可能性があります。
「なんとなく不調」は体からの手紙かもしれません
肩こりや腰痛、疲れやすさ。
多くの方は年齢のせいにします。
しかし、その不調は体から届いた手紙かもしれません。
残念ながら体はLINEを送ってくれません。
代わりに、
- 肩が重い
- 首が張る
- 朝起きても疲れている
- 目がショボショボする
という形で知らせてくれています。
そのサインを受け取るか、
既読スルーするかで未来は変わるかもしれません。
未来の自分に感謝される選択を
東洋医学の「治未病」は、病気を治すためだけの考え方ではありません。
「健康を守るための考え方」
です。
病気になってから何十万円、何百万円とかけるより、
病気にならないために日頃から体を整える。
それは単なる出費ではなく、
未来の自分への投資とも言えるでしょう。
10年後、20年後の自分から、
「あの時から体を大切にしてくれてありがとう」
そう言ってもらえるように、まずは今の体の声に耳を傾けてみませんか?
※医療費は治療内容や年齢、加入している保険制度によって異なります。上記は一般的な目安であり、実際の費用を保証するものではありません。医療費以上に、時間や生活の質(QOL)の低下が大きな負担になることもあります。




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