「毎日出ていないから便秘?」
実はそれだけではありません。
便秘とは、便がスムーズに出せない状態のことをいいます。
- 便が硬くて出しにくい
- 何度もいきまないと出ない
- 出てもスッキリしない
- お腹が張る
このような状態も便秘に含まれます。
日本人の多くが悩んでいる症状の一つで、特に女性や高齢者に多いとされています。
便秘になる原因
~腸がサボっているとは限りません~
便秘の原因はさまざまです。
食物繊維不足
便は食物繊維を材料にして作られます。
食物繊維が不足すると、腸の中を走る「便のトラック」が小さくなり、前に進みにくくなります。
水分不足
便の約70~80%は水分です。
水分が不足すると、便はカチカチになり、出口で立ち往生してしまいます。
運動不足
運動不足になると腸の動きも低下します。
人間のお腹にも「適度な運動」が必要です。
便意の我慢
「今忙しいから後で…」
これを繰り返すと、脳と腸の連絡が鈍くなり、便意を感じにくくなることがあります。
ストレス
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経との関係が深い臓器です。
ストレスが続くと自律神経が乱れ、腸の動きが悪くなることがあります。
病気や薬の影響
- 糖尿病
- 甲状腺機能低下症
- パーキンソン病
- 大腸の病気
などが原因となる場合もあります。
また、一部の薬には便秘を起こしやすいものもあります。
便秘になるとどうなる?
~お腹だけの問題ではありません~
便秘が続くと、
「出ないだけでしょ?」
では済まないこともあります。
お腹が張る
腸の中で便やガスがたまり、
「お腹に風船が入っているみたい」
と感じることがあります。
頭痛やだるさ
便秘が続くと不快感やストレスが増え、頭痛や倦怠感につながることがあります。
イライラする
お腹がスッキリしないと気分までスッキリしません。
腸と脳は密接に関係しているため、気分に影響することもあります。
肌荒れ
「便秘になると肌荒れする」
とよく言われます。
医学的には完全には証明されていませんが、腸内環境の乱れが肌の状態に影響する可能性があると考えられています。
痔になることも
強くいきむ状態が続くと、
- 切れ痔
- いぼ痔
の原因になることがあります。
鍼灸による便秘治療
~腸にも“応援団”が必要です~
便秘の原因が
- ストレス
- 自律神経の乱れ
- 腸の動きの低下
などの場合、鍼灸治療が役立つことがあります。
鍼灸では、
自律神経を整える
腸の動きをサポートする
お腹周囲の血流を改善する
リラックスしやすい状態を作る
ことを目的に施術を行います。
鍼灸のエビデンス
近年、慢性便秘に対する鍼灸の研究が世界中で行われています。
大規模な臨床研究では、
鍼治療を受けた患者さんは、偽の鍼治療を受けた患者さんと比べて排便回数が増加した
という結果が報告されています。
また、
- 排便時の苦痛の軽減
- お腹の張りの改善
- 生活の質(QOL)の向上
なども報告されています。
そのため現在では、鍼灸は慢性便秘に対する補助的な治療法の一つとして注目されています。
まとめ
便秘は単なる「出ない症状」ではありません。
放置すると、
- お腹の張り
- 頭痛
- 倦怠感
- 肌トラブル
- 痔
など様々な不調につながることがあります。
「最近スッキリ出ていないな…」
そんな方は、お腹からのSOSかもしれません。
当院では、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせて、便秘改善をサポートしています。
豊川市・豊橋市・新城市でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



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