「口を開けるとカクッと音が鳴る…」
「ハンバーガーを食べようとすると顎が痛い…」
「朝起きると顎が疲れている…」
そんな経験はありませんか?
実はそれ、顎関節症かもしれません。
「そのうち治るかな?」と様子を見る方も多いですが、症状が続く場合は早めのケアが大切です。
顎関節症とは?
顎関節症(Temporomandibular Disorders:TMD)は、顎の関節や、食べる・話す・あくびをするときに使う筋肉(咀嚼筋)に痛みや機能障害が起こる病気の総称です。
よくある症状はこちら
口を開けると痛い
顎がカクカク鳴る
大きく口が開かない
噛むと痛い
朝起きると顎が疲れている
実は、一生のうちに多くの人が何らかの顎関節の症状を経験するといわれています。
「音が鳴るだけ」で困らない場合は経過観察になることもありますが、痛みや口が開きにくいなど、日常生活に支障がある場合は治療が必要です。
原因は「噛み合わせ」だけじゃない!
昔は
「噛み合わせが悪いから顎関節症になる」
と考えられていました。
しかし現在では、それだけでは説明できないことが分かっています。
顎関節症は**さまざまな原因が重なって起こる”多因子性疾患”**と考えられています。
例えば…
歯ぎしり・食いしばり
長時間のスマホやパソコン
デスクワークによる猫背
ストレス
転倒や打撲
硬い物を噛む習慣
などが代表的です。
つまり、
「顎だけが悪い」のではなく、生活習慣や身体全体が関係していることも少なくありません。
顎関節症にも種類があります!
実は顎関節症は一つの病気ではありません。
日本顎関節学会では、大きく5つに分類されています。
① 筋肉タイプ(Ⅰ型)
一番多いタイプです。
食べ物を噛む筋肉が疲れてしまい、痛みが出ています。
こんな人に多い!
朝から顎がだるい
食いしばりが強い
肩こりや頭痛もある
「筋肉が働きすぎて悲鳴をあげている状態」とイメージすると分かりやすいでしょう。
② 関節タイプ(Ⅱ型)
今度は筋肉ではなく、顎の関節自体に炎症が起きています。
こんな症状があります。
大きく口を開けると痛い
食事で痛みが強くなる
関節を押すと痛い
③ クッションずれタイプ(Ⅲ型)
顎の関節には「関節円板」というクッションがあります。
このクッションがずれてしまうタイプです。
Ⅲa(復位性)
「カクッ!」
「コキッ!」
という音が鳴るタイプ。
途中でクッションが元の位置に戻るため、比較的口は開きます。
Ⅲb(非復位性)
クッションが戻らなくなるタイプ。
いわゆる
「急に口が開かない!」
という状態になることがあります。
④ 関節がすり減るタイプ(Ⅳ型)
長年の負担や加齢により、関節の骨や軟骨が変形してしまった状態です。
特徴は…
ジャリジャリ音がする
慢性的な痛み
口が開きにくい
画像検査で確認されることもあります。
⑤心因性タイプ(Ⅴ型)
精神的ストレスから生じる状態です。
鍼灸にはどんな役割があるの?
「鍼で顎が治るの?」
そう思われる方も多いですが、実は鍼灸にも得意・不得意があります。
鍼灸が得意なこと
咀嚼筋の緊張をやわらげる
痛みを抑える働きを高める
血流を改善する
自律神経のバランスを整える
ストレスによる食いしばりを軽減する
そのため、
- 顎が痛い
- 食いしばりがある
- 歯ぎしりをする
- 顎が疲れやすい
- 肩こりや頭痛も一緒につらい
このような方には、症状の改善が期待できます。
一方で、
ずれた関節円板を元に戻したり、変形した骨を治したりすることはできません。
そのため、口がほとんど開かない場合や関節自体の異常が疑われる場合は、歯科や口腔外科での検査が大切になります。
当院の考え方
顎関節症は「顎だけ」の問題ではありません。
当院では、
顎の筋肉
首・肩の筋肉
姿勢
食いしばりの癖
日常生活やストレス
まで含めて評価し、一人ひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。
必要に応じて医療機関での受診をご案内しながら、痛みの軽減や顎の動きの改善、そして再発予防までサポートいたします。
「最近、顎の調子が気になる…」
豊川市・豊橋市・新城市でお悩みの方、我慢せずお気軽にご相談ください。



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